お母さんから見た子どもの姿①
2011-06-11
地震の日、子どもたちは非常に冷静で怖いと言う気持ちを必死でこらえていたような気がします。
地震当日の夜、長男は寝言で「○○(←母親の名前)・・・怖え~・・・ゆれてるよ チョー怖え~・・・」と言っていました。家族のために下の子の面倒を見たり、祖父母の手を引いて安全な場所に避難したりと地震を冷静に捉えていると思っていたが、どの子どもも同じように恐怖と不安を感じていることが分かりました。
言葉に出して「怖い」、「助けて」といえる年齢の子どもはまだ分かりやすい。今思春期にあり、周りの状況も理解できる年代の子どもたちの数年後が心配です。 小さな子どもへの心のケアは注目されているが、不安を強く感じている大きな子どもも多くいると思います。
また、避難所にアロママッサージのボランティアで訪れた際に、幼児の双子のお母さんが、子どもと離れるのが不安で保育園に行かせられないと言っていました。子どものケアと平行して小さな子どもを持つお母さんやお父さんへのケアや支援が必要になることもあると思います。うちは地震の被害はまったくありませんでした。それでもこれだけの心の変化が見られます。とても大きな被害を被った子どもたちへの支援は、早急かつ長期的な視点で取り組んでいただければと思います。