山田町の子どもたちへ~諏訪きぬ(元・明星大学)
2011-08-05
ここ数年、私の孫が宮古の市民会館のバイオリン演奏会に出演してきた関係で、毎年8月に盛岡から山田線に乗って宮古に行っていました。その帰り道は山田町の方へ南下して、三陸の景色を愉しんできました。その美しいリアス式海岸が壊滅状態になってしまったのですね。本当に残念です。
私は6月1日に宮城県の南三陸町の保育再開をお手伝いするために、トラックに保育用品を積んで現地を訪ねました。テレビで見て知っているつもりでも、目の当たりにする被害の大きさには言葉を失いました。あの大量の瓦礫のどこから手をつけるのだろうかと・・・呆然としてしまいました。山田町の状況もおそらく大同小異でしょうね!?
人間は人の痛みを想像し憐憫の情を抱くことが出来る動物ですが、やはり実感を伴うことが大切です。仲間を増やして、あなたのようにネットを使って、山田町の現状を世の中の人たちに広く伝え、山田町に来て現状をよく見てもらうよう、機会をとらえて呼びかけ続けましょう!
中学3年生のあなたは、受験勉強にも取り組まなければならないでしょうが、ネットを使って多くの中学生の心を東北復興の手助けに向ける役割を果たしていただけませんか?
どういう協力がほしいか、もっと具体的にして、中学生の仲間に呼びかけてみたらどうかしら? みんな、なにか協力したいと思っていますよ。「こうしてほしい」とはっきり訴えてみてください。きっと心のつながる友だちも得られると思います
日本の復興はあなた方のような若者の笑顔と創意工夫にかかっていると、70歳の私は応援しています。
アドバイザー 諏訪きぬ (元・明星大学)