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東日本大震災子ども支援6年目の活動の視点

2016-05-05

熊本地震において被災されたみなさまに、心よりお見舞い申しあげます。
まだまだ地震がおさまらず、不安な日々を大勢の方が過ごしていらっしゃいます。
多くのボランティアが現地で支援されていますが、私たちも東日本大震災で培ってきた子ども支援の方法を様々な場面で提供しているところです。
一刻も早く余震がおさまることと暮らしの復旧を願っています。

さて皆さまにご支援いただいています東日本大震災子ども支援ネットワークは、
5月5日子どもの日に活動6年目を迎えます。
私どもは、6年目も継続して被災地の子ども支援のネットワーク活動を続けることを決め、運営委員会を組織する団体が意見交換をする中で、添付しましたように、被災地の子どもたちの状況の認識と支援の視点を共有し、5年目のメッセージを基盤に新たな視点と提案を加えて、東日本大震災子ども支援に関する5つの視点と13の提案をまとめました。
全文はこちら→東日本大震災子ども支援NW6年目メッセージ

子どもの暮らし復興に向けて
-東日本大震災子ども支援6年目の活動の視点ー

1.震災から6年目の子どもたちをめぐる状況
2. 6年目の子ども支援活動に求められる視点
(1)「子どもとともに」復興を
(2)子どもたちのリジリエンス(回復力)を生かす
(3)子どもたちを分断しない、「子どもにやさしいまち」づくりを
(4)子ども観、子ども支援の捉え直し:一人ひとりの子どもに寄り添った支援
(5)子ども支援の主流化

3. 「子どもの暮らし」復興に向けた13の提案
(1)子どもと向き合い、子どもの思いや願いを受けとめる活動を継続しよう
(2)子どもを復興のパートナーとして位置付け、発言の場をつくろう
(3)安心できる「居場所」-特に中高生のための「居場所」をつくろう
(4)多様な出会い、経験と挑戦の機会を提供しよう
(5)子どもが安心して相談でき、効果的に救済される仕組みをつくろう
(6)子どもへの寄り添いと支援の連携-総合的な支援を展開しよう
(7)子どもや家族の支援者を支え、育てよう
(8)既存の制度と「復旧・復興」のための制度との調整を図ろう
(9)支援を継続させるため、地域の人々と連携しよう
(10)情報や経験を、「今後の備え」として共有しよう
(11)支援につながっていない子どもたちに工夫して積極的に働きかけよう
(12)子どもたちの自己肯定感と安心感を育てよう
(13)子どもの声を社会化していこう

6年目も活動を続ける東日本大震災子ども支援ネットワークへのご支援とご協力をお願いします。

 

 

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