「学習支援の場で育つ子ども調査」からの報告会
当ネットワークの活動と深い関連がある調査の報告会です。
東日本大震災からの子どもたちの復興
「学習支援の場で育つ子ども調査」からの報告 パートⅡ
東日本大震災から5年を経過し、子どものたちの学校や家庭、地域での暮らしは、
被災状況の違いのみならず、その後の家族、学校、地域での支えられ方によって、
大きな差が出ていることが明らかになってきました。子ども一人ひとりの
置かれている状況を丁寧に理解し、その状況に合わせた支援を行うことが
求められているともいえます。また、子どもたちのなかにはこの5年間の
自分たちの経験を語ることができる子どもたちも出てきています。
こうした状況のなかで、被災地で中高校生を中心として学習支援に関わってきた
支援団体が、子どもたちひとりひとりの実態を把握し、支援につなぐための
支援方法を開発することと、その実態から震災における支援としての学習支援の
重要性を子どもたちの声として積み上げて、当事者の声として作り出すために、
東洋大学福祉社会開発研究センターが理論と実施の中心となり、岩手、宮城、
福島県の被災地で学習支援に関わるNPO5団体が、調査票の検討から実施方法を
一緒に検討し、昨年度から引き続き70人の小学校5年生以上の子どもたちに実態
調査をしました。 調査は、学習支援の場で支援に関わるものが行い、
利用する子どもたちの実態に向き合い、子どもたちの周囲の人間関係や、
支援の存在や、将来の希望まで明らかになっています。
今年度は被災地だけでなく近年急速に増えているひとり親や生活困窮な
状態にある子どもたちを対象にした学習支援を利用している子どもたち
にも調査実施をし、その違いと共通性を明らかにしたいと考えています。
震災の中で子どもたちが語り始めた震災からの復興の現実を踏まえて、
一緒に今後の支援の在り方を考えたいと思います。
日時 2016年3月26日(土) 9時30分開場 10時 開始
子どもへの調査結果報告
被災地での支援者研修の進め方
調査現場からのコメント
共同討議
コメンテーター 神村 育男 (厚生労働省 児童福祉専門官)
提言
13時終了
場所 東洋大学白山校舎8号館7階125記念ホール
東京都文京区白山5-28-20
参加費・申し込みは不要です
主催:東洋大学福祉社会開発研究センター
≪調査研究参加団体(順不同)≫
NPO法人こども福祉研究所 NPO法人ビーンズふくしま
NPO法人TEDIC NPO法人寺子屋方丈舎
NPO法人しんぐるまざーずふぉーらむ福島
本シンポジウムは、厚生労働省 平成27年度子ども・子育て支援推進調査研究事業
「被災した子ども家庭を継続的に支援するための当事者参加型システム開発調査
研究事業」の成果公開として行います。