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子どもの仕事は遊ぶことなのに

2011-08-27

先日、ニュースで夏休みを利用して九州に一時避難をしている家族のことをみました。その中で小学生5年生の女の子が「半袖半ズボンでマスクもしないで放射線のことなんか気にしないでこうやって遊べるのは嬉しい」と言って木登りをしたり友達と縄跳びをして遊んでいました。それをみた母親が「何よりもこうやって外で遊ばせてあげられて、子どもの笑顔を見れることが嬉しいです」と涙目で話していたのを見ました。
私が小学生のころは毎日外で遊んで、泥んこになって秘密基地とか作ったり泥団子作ったり、縄跳びや鬼ごっこ・・・ほんとうにいつも外で遊んでました。夏は半袖どころかキャミソールで遊んだりしていたと思います。夏休みは学校のプールに行くことが本当に楽しみでした。でも、今はそれが何もできないんですよね。できるだけ家の中で遊んで、外に行く時は長袖長ズボン、マスク着用で・・・・プールは屋内のもの・・・もしもこのままずーっと外で遊ぶことが制限されたままだったら、せっかく自然が豊かな福島で育ったのに、外での遊び方を知らずに育ってしまうのかな~と思うと寂しすぎます。私の子どもの頃の環境に戻してあげたいです。子どもの仕事は遊ぶことなのに、遊べない環境になってしまった。それが本当に残念です。
(福島県・大学生)

 

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